David Hockney / An Exhibit Of “Costumes, Drawings & Set Designs” Ashmolean Museum Oxford 1981

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H846mm×W1,045mm×D21mm

1981年にホックニーがイギリスのグラインドボーン・フェスティヴァル・オペラ(Glyndebourne Festival Opera)の依頼で、「放蕩息子のなりゆき」のために考案した舞台セットと衣装デザインを展示する展覧会の告知用ポスター。「放蕩息子のなりゆき」の緞帳のドローイングにミラノのスカラ座のためにステージ部分を描き足したドローイングがモチーフに使われている。このオペラの舞台美術に関しては、ホックニーが自己の体験をもとに制作、1963年に出版した同名の連作版画「The Rake's progress」が伏線的な役割を果たしている。

David Hockney<1937年7月9日 ~ >
イギリス中部、ヨークシャーの小さな町ブラッドフォードで生まれる。現在はアメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点として活動する芸術家。1960年代よりポップ・アート運動にも参加し大きな影響を与え、イギリスの20世紀の現代芸術を代表する1人である。油彩のほかクレヨン画や、版画、数十枚のスナップ写真を貼り合わせたフォトコラージュ、近年ではiPad-drawingなど、旺盛な好奇心と探究心は衰えを知らない。また、舞台デザインも多く手がけている。